懐かしい写真
ブラジルで初めてプロ契約したときの寮での写真。
プロチームの寮でも2部リーグでしたので、
ちっちゃな家で5帖もない部屋で3~4人で寝てました。
写真のとおりスペースなんてありません。
真ん中の手を挙げている「ホベルト」は今は
鉄工所で働いているとメールのやり取りをしています。
右から2番目の[エジミウソン」はこのチームのシーズンが終わった後、
1部リーグのチームを渡り歩き、すげー金持ちになったと、
別の友達から教えてもらいました。
しかし、彼は身分証明書を弟と取り換え、年齢詐称をして
チームに登録。私のひとつ下の年でしたが、実はひとつ上。
ブラジルでは年をごまかして、飯を食べるために
チームに登録して、将来おおきなチームで稼げるように
平気で年齢詐称しているのをたくさん見ました。
まぁ日本のアイドルみたいなもんです。
結局彼は2年前に年齢査証しているのがバレたとのこと。
まぁ、たくさん稼げたし、彼の実家も遊び行きましたが、
けして、裕福な家でなかったのは確かです。
ここで培われた「ハングリー精神」は
私の根底にあるのですが、やはり月日が過ぎると
劣ってくるもんです。悔しいです。
あのときの、トゲトゲとした緊張感、
仲間でありながらライバルである競争心、
やはり、闘争心のレベルが
違いすぎます。
あのときのレベルまで戻そうと、今期は思ってます。
それにしても、こういう寮生活も楽しいもんで、
プライベートなんてありゃしませんが、
今の学生の一人暮らしをお手伝いしていると、
1人の時間、スペースに対する求心力が強いこと。
友人・ライバルと同じ釜の飯を食べながら、
協調力・競争力を感じるのも
若い時しかできない貴重な体験ですからね。