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社長ブログ

杉本浩司のブログ

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2012年11月08日

高齢化、成熟化社会??

とある高齢者住宅を視察してきました。

某所でこれから当社とピンクスタジオいっちゃんと企画するためです。

今後2020年には東京の推定人口はピークで1310万人で

日本人口の10人に1人が東京在住となり、4人に1人が65歳以上の高齢者となります。

しかし、65歳は高齢者でしょうか。

バリバリ現役ですよね。

この施設の平均年齢は80歳前後。半分は生活保護者。

今後の土地の有効活用におけるヒントがここにあると思っています。

立川の事務所探しのため立川周辺歩いてきました!

大型事務所(100坪以上)は意外と空きが多く、

また歩いていると1階店舗の空きも目立ちます。

八王子駅周辺の1階の方が空きがないようにも感じます。

街を歩くことは視点をかえるといろいろな発見があります。

特に我が街八王子と比較するとおもろいです!

追伸) 宋 文洲さんって知ってます。
    中国人として初めて東証1部上場したソフトブレーン社の創業者

この方の講演を1度聞いたとき

「日本人は『必死』にという言葉を、一生懸命な時に使いますが、

『必死』って必ず死ぬっていみですよね!」

と言って、講演者を笑わせてとてもおもしろかったので、

メルマガ登録しました。

世の中で起きている出来事を鋭い角度というか、

おもろい角度で中国人として、はたまた愛日家として見ています。

今回のメルマガもおもろかったので、掲載します。

論長論短 No.178

日本は成熟社会か
宋 文洲

最近、気になる言葉があります。それはよく人々の話に出てくる「日本は成熟
社会だ」という「定説」です。何を持って成熟したと言っているのでしょうか。

政治といえばいつまでも政権交代がメインテーマで、地方分権、経済成長と国
際化などの前向きの議論になりません。暴動が起きない安定性は羨ましいので
すが、毎年総理が変わる政治は果たして成熟政治でしょうか。

政権ごとに過去への解釈と態度が変わり、両国トップ間の約束を「外交文書に
していない」といって無視するような外交は果たして成熟外交でしょうか。今
後誰が日本のトップとの会話を信用するのでしょうか。

企業に未だに「年功序列」、「終身雇用」、「男尊女卑」などの古い風習が蔓
延り、若者と女性の才能を活かせない経済は成熟経済でしょうか。企業と個人
間に未だに契約書すら存在しない雇用関係は成熟した労使関係でしょうか。

ベンチャー精神が後退し、若者が海外に出て行かず、行動範囲がどんどん小さ
くなる社会は成熟と言うでしょうか。若者の闘争心と競争心の無さを豊かさの
せいにするのは成熟社会の必然でしょうか。

ここ30年間、日本は進化したところがたくさんあります。しかし、それは成熟
とはほど遠いものです。それを一番象徴しているのは人間の力にあります。人
間の精神がどんどん幼稚化しているのに社会がどうして成熟したと言えるので
しょうか。社会とは人間社会のことではないのでしょうか。

私は「老害」を批判しながらも、尊敬している人の大半は「年寄り」であるこ
とに自分も驚きます。よくよく考えて気付きましたが、彼らを昔から尊敬して
いたのです。年寄りを尊敬しているのではなく、尊敬している人が年をとった
だけです。

「暴走老人」にしても「老害」にしても、結局周囲に彼らを止めるだけの力量
を持つ次世代のリーダーが居ないから、老人の「暴走」と「害」を許している
のです。成熟すべき世代が成熟しないのだから、社会全体が未熟に向かうのです。

尖閣問題はその典型なのです。「石原さんが買うから、仕方がなく国が買った」
というロジックが通じるのは今の日本だけです。「営業部長がやるというから
会社が仕方なくやりました」という経営者は成熟した経営者でしょうか。

外国では通じないだけではなく、20年前の日本にもあり得ないことです。重大
な外交問題と国策が国政選挙も通っていない一老人に左右されるならば、その
国の外交は安定性と信用性がない未熟外交です。

1980年代、石原さんは今と同じように国会でいろいろと奇抜な発言をしたので
す。自民党の政治家が「あなたは小説ばかりを言わないで政治家として大説を
語ったらどうだい」と一喝したものです。そういう成熟さがあるからこそ、日
本は安定政治を維持し、経済成長にエネルギーを集中させたと思います。

我々企業経営者には「成熟経営」を語る人はいません。笑われます。なぜなら
ば企業には成長と衰退しかないからです。成熟は衰退を意味します。

しかし、衰退は決して怖いものではありません。長い旅の中の一休みと思えば
いいのです。大切なのは衰退を誤魔化さず、素直に認識することです。衰退を
成熟と言って誤魔化しているうちには成長はありません。

明日は人生ではじめて友人の結婚式で仲人を務めます。久しぶりに聞く「未熟
者ですが・・・」という新婚さんのご挨拶を楽しみにしています。「未熟」に
は夢と希望があります。

(終わり)

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