仕入は命 ~商いの原点回帰~
友達のマグロ屋にお願いして、築地のマグロの仕入れに視察。
築地の移転前を見たこともなかったし良い経験になりました。
目的は「仕入れ」の大切さを別角度でみたくて。
3時に起きて1時間で高速スキスキで到着。
朝からとても活気があります!
ほとんの商売は仕入があって経費と見込んだ利益を含めた価格でお客様にうります。
マグロもいろんな仲買人が一度はお金を払い仕入れて所有権をもって
お客様に経費と利益分を見込んで売ります。
マグロ屋の友達曰く、仕入れる時はいつもお客様のことを思い出しながら
「あそこはそろそろマグロ品切れるな」
「今日は多少高くても仕入れて来いといわれたな」
など、お客様の「需要」を認識しながら仕入れます。
メチャクチャな仕入れはしません。
ちゃんと考えて考えて、その場で買う価格を決めて札を入れます。
まぁ、その築地の仕入れの調子がなんとも面白いのですが、テレビで見る通りの世界でした。
では、我々の賃貸仲介業の仕入れは??
部屋を買うことはできません。商品は他人物の不動産。
一度当社で仕入れる=お金を払って自分のものにはなりません。
このお部屋はあくまでも空き部屋という「情報」なんですね。
「情報」が仕入なんですね。
で、利益は取引価格のフィーなので、かなり明朗会計ですよね。
空いた物件をより速く市場にオープンにし、お客様の反響を得たり、
お部屋探ししている方にご提案できたり、
仕入はスピードつまり鮮度がとても大切なんですね。
この「情報」の入手ルートを多く持もつこともとっても大切。
ただ、大事なのは仕入れた情報を、どう扱うか。
マグロだって市場で競り落としてほっとけば腐ります。
新鮮なうちにお客様に卸したいものです。
私たち賃貸仲介業も新鮮な空き部屋をいち早くお客様に届ける。
この本質をもっと掘り下げたく、築地まで行きました。
腐った魚(古い情報)は誰も買いません。